党首討論、9日開催で与野党合意 “十分な時間確保”前提に
自民党と立憲民主党は、衆議院の解散・総選挙の前、今月9日に石破総理大臣と立憲民主党の野田代表ら野党党首との間で、党首討論を行うことで合意しました。中継です。
解散前の国会論戦は、予算委員会ではなく党首討論になりました。石破総理が早期の解散に踏み切るため、一定の時間が必要となる予算委員会は見送ったからです。
石破総理が解散前に国会の予算委員会で野党側と議論する考えを示したことがあっただけに、野党側は強く予算委員会の開催を求めてきました。
ただ、石破総理は早期の解散・総選挙に踏み切るため、時間がかかる予算委員会は行わない方針に変わりました。
こうした中、立憲も「全く何もやらないよりは、党首間の議論は重要だ」と、十分な討論時間を確保することを前提に、9日に党首討論を行うことを受け入れました。
野党側は予算委員会も開くよう引き続き求める方針ですが、与党側は応じない見通しです。
立憲民主党・野田代表「被災地支援の問題もあるし、政治とカネの問題については信頼を取り戻すための臨時国会にしないといけないのに、何でその議論をしないのか」
一方、立憲民主党の野田代表は、予算委員会に応じない石破政権を批判しました。
党首討論が終わったあと、石破総理は衆議院の解散に踏み切ることになりますが、予算委員会を見送った判断を含め、国民の審判を仰ぐことになります。