石破首相“北との連絡事務所”開設意向伝える 就任翌日、拉致被害者家族に電話
石破総理大臣は就任した翌日の2日、北朝鮮による拉致被害者の家族に対し、東京と北朝鮮の平壌に連絡事務所の開設を検討していると伝えていたことがわかりました。
関係者によりますと、石破総理は2日夕方、拉致被害者・横田めぐみさんの母・早紀江さんらに電話し、東京と平壌に連絡事務所を開設したいとの考えを伝えたということです。
石破総理は、「頑張って早くやらないといけない」と拉致問題解決への意欲を示したということです。
これに対し早紀江さんは、「北朝鮮にはだまされることが多いから、気をつけてください」と伝えたということです。
東京と平壌の「連絡事務所設置」は、総理就任前からの石破総理の持論ですが、拉致被害者家族会や支援団体の「救う会」は、北朝鮮に時間稼ぎや、被害者が帰国しないままの幕引きの手段として使われる懸念があるなどとし、反対してきました。