ベルギーを訪問している岸田首相は、日本時間の24日夜、ウクライナ情勢をめぐって開かれるG7（＝主要7か国首脳会議）に出席します。


岸田首相は北朝鮮のミサイル発射を受けて取材に応じ、24日夜の会議で各国との連携を確認する考えを示しました。一方、ウクライナをめぐってはロシアへの追加制裁と人道支援について表明することにしています。

まず、ロシアへの追加制裁については、貿易上の優遇措置などを保障する「最恵国待遇」を撤回するための法改正の準備をすることや、デジタル資産を用いた制裁回避に対応するため、金融制裁を強化する法改正を行うことなどを表明する方針です。

岸田首相はまた、ウクライナや周辺諸国に対する医療や食料分野での追加の人道支援を表明する方針です。

ウクライナに対し、世界銀行と協調して1億ドルの借款を速やかに行うことも表明することにしています。

また今回、日本が重視しているのはアジアと欧米諸国をつなぐ役割です。岸田首相は先週末、インドとカンボジアを訪問していて、それぞれの首脳会談の内容やアジアの情勢について、24日夜の会議で報告することにしています。