谷川弥一議員が会見で謝罪「私が悪い」 多額の“不記載”使い道は…
自民党の派閥のパーティー券をめぐる事件で、自民党・安倍派の2人が22日午後4時、まったく同じ時刻に記者会見を行いました。パーティー券収入をめぐり、谷川弥一議員は約4300万円、萩生田前政調会長は約2700万円が記載されていなかったのですが、それぞれが明かした使い道とは。
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安倍派「解散決定」の翌日となる20日、自民党の宮沢博行議員は、毎年この時期に行われる「大寒(だいかん)みそぎ」に参加していました。
自民党・安倍派 宮沢博行議員(静岡・浜松市、20日)
「昨日(安倍派解散決定)の今日のみそぎというのも、すごいなぁと思いますね。こういうタイミングなんだ。ご縁なんだなと思って」
谷川弥一議員(82)(長崎・大村市、22日)
「とにかく私が悪かったんです。すみません」
――多額のパーティー券を売っていた理由は?
谷川弥一議員
「私は力をつけたかった。大臣並みの金を集めてやろうと思いました」
――不記載の理由…
谷川弥一議員
「理由? 理由は迷惑かかる人あるんで言わない。私が悪いんです。私が悪いんです。悪いんです」
――派閥に入った後悔は?
谷川弥一議員
「あるけどそれも言わない。あります」
裏金の使い道については「政治活動費」としか答えませんでしたが、会見開始から1時間後…
――裏金の使い道は?
谷川弥一議員
「飲みに行ったり食べに行ったり、会場借りたりいろんなこと。政治活動費とはそういうこと。いわば人間関係作りと思ってください」
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谷川議員と言えば、記者に対する先月の発言。
谷川議員(先月)
「頭悪いね。言ってるじゃない。質問言ってもこれ以上、言いませんって」
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――私に対して「頭悪いね」と。
谷川議員(長崎・大村市、22日)
「本当に深く申し上げます。すみませんでした」
――発言の撤回だったりとか…
谷川議員
「撤回します。すみません」
「国会議員の身分を辞めてきて、おわびしているんだから許してください。これ以上責任とれって言うんだったら、死ぬ以外に方法ない。悪いです。本当にけしからんやつだ、この男は。私のことよ?」
「もういいじゃないですかね、これくらいでね。ダメ?」
一方、立件を見送られた安倍派幹部のひとり、萩生田前政調会長も22日、カメラの前に――
自民党 “安倍派5人衆” 萩生田前政調会長(22日)
「国民の皆様に多大な政治不信を招いてしまったこと、心からおわびを申し上げたい」
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実は萩生田氏は2022年、当時の自民党議員が政治資金パーティーの収入不記載をめぐって議員辞職した際には――
自民党 萩生田政調会長(2022年)
「こういった政治資金で国民や有権者の皆さんの信頼を裏切ることはあってはならないと思っていまして。自分自身が政治家である以上は、政治資金の出入りについてもしっかり目配りをする」
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しかし22日、自身については…
萩生田前政調会長
「お金に関しては常に慎重にやってきたつもりでいたんですけど、しかし役職が高くなるにつれて、自分自身でそれを見る機会もほとんどなくなってしまって」
萩生田氏は不記載額が5年間で2728万円にのぼることを明らかにした上で、支出した金は外遊時の活動費などにあてていた、などと説明。議員辞職や離党は否定しました。
こうしたなか「政治刷新本部」では22日は論点整理が行われました。示された案では、派閥による政治資金パーティーの全面禁止や、派閥が閣僚人事等で推薦名簿を提出することなどの禁止などが打ち出されました。一方で、派閥の“全面解消”には踏み込まず「政策集団」として残す案が示されました。
政治刷新本部、終了後――
自民党・安倍派 大西英男議員(22日)
「何よ、総裁・本部長(岸田首相)が自分の派閥だけ解散してさ。あとは野となれ山となれって。こんなことじゃ本当の改革できないよっつって」
(1月22日放送『news zero』より)