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来年度予算案、衆院予算委でまもなく採決、可決の見通し 予算案修正は29年ぶり

2025年3月4日 11:50
来年度予算案、衆院予算委でまもなく採決、可決の見通し 予算案修正は29年ぶり

来年度予算案は衆議院予算委員会でまもなく採決されます。予算案は日本維新の会の主張を受け入れ修正されたことで、可決される見通しです。

1年間の政府の支出の使い道を決める予算案が修正されるのは、29年ぶりのことです。予算案の成立は確実になりましたが、少数与党であることは変わらず、4日の審議でも石破首相は野党の主張に気をつかっていました。

立憲民主党 城井崇議員「高額療養費の自己負担引き上げをやはり凍結すべきであります。200億円の財源は立憲民主党案でもお示しをしています」

石破首相「少子高齢化というのも進んでいく中にあって、保険者の方々の負担をどう考えるかという議論は私どももう少しさせていただきたいと思っております」

立憲民主党はかねて主張する高額療養費制度の見直しを凍結するよう改めて要求しました。石破首相は受け入れなかったものの今後の見直しについては「政府として党派を超えた議論を真摯に受け止める」と配慮を見せました。

少数与党の国会の中、与党は、野党各党と修正協議を重ね、最終的に高校無償化などを求めた維新の賛成を取り付け可決のメドをつけた形です。一方、立憲や国民民主が求めた修正は財源などを理由に受け入れませんでした。

予算案はまもなく衆議院予算委員会で採決され与党と維新などの賛成多数で可決、4日中に参議院に送られる見通しです。

最終更新日:2025年3月4日 11:50