旧日本軍の「従軍慰安婦」問題などをめぐる日本維新の会・橋下共同代表の一連の発言について、日本維新の会・西村真悟議員は１７日の代議士会で「橋下さんの発言が、海外の報道ではねつ造されている」などとした上で、韓国人の売春婦が日本にうようよいるという趣旨の発言をした。

　この発言に対し、同僚議員から「撤回してください」との声が相次ぎ、西村氏はすぐ「『韓国人』は撤回します。慰安婦であります」と述べた。

　西村氏は３０分後に会見し、「先ほどの代議士会における私の発言は不穏当でしたので、取り消させていただきます」と述べた。

　さらにこの２時間後、西村氏は日本維新の会・松野国会議員団幹事長に対し、「発言をただちに取り消したものの、党にご迷惑をおかけした」として、離党届と会派離脱届を提出した。

　日本維新の会・松井幹事長は、離党届の扱いについて代表執行部で協議するとした上で、個人的には除名処分にしたい考えを明らかにした。