去年11月に鹿児島県屋久島沖で起きたアメリカ軍機の墜落事故を受け、飛行を停止していたオスプレイについて、防衛省は14日にも国内の飛行を再開すると発表しました。

防衛省によりますと、アメリカ軍と陸上自衛隊は日本国内のオスプレイについて、準備を終えた機体から段階的に任務に対応する能力を回復していくとして、14日以降、順次、飛行を再開することを決めました。

今月8日にオスプレイの飛行許可を出したアメリカ軍とも調整の上、陸上自衛隊のオスプレイも含めて安全に運用ができると判断したものです。陸上自衛隊のオスプレイについては、千葉県の木更津駐屯地で当面の間、ホバリングや飛行場周辺地域での飛行にとどめるということです。

防衛省は、13日も沖縄県など関係する自治体への説明を行っていて、「厳しい声があることも理解している。慎重に飛行を再開していきたい」との考えを示しています。