公明山口代表“相互推薦”しない考え「変わらず」
岸田総理大臣は8日、公明党の山口代表と会談し、夏の参議院選挙での協力を確認しました。一方で、山口代表は会談後、これまで実施してきた自民党との相互推薦については、今回は行わない考えを強調しました。
自民・公明両党が過去2回の参院選で行ってきた「相互推薦」は、当選者が3人以上の「複数区」で自民党が競合する公明党の候補を推薦する一方、当選者が1人の「1人区」などで公明党が自民党の候補を推薦する仕組みです。
しかし今回は、自民党側の推薦手続きが遅れたことなどを理由に、公明党は相互推薦を行わない考えを示していて、相互推薦を求める自民党と調整が続いています。
会談後、山口代表は岸田総理から相互推薦を求められたのか問われたのに対し、「総理の立場として大局的に政権合意を実現していくために、お互い力を合わせていこうという趣旨の話はあった」と述べるにとどめました。
その上で、相互推薦は行わない考えは「変わらない」と述べました。