3回目接種巡り 公明・山口代表が政府に苦言 「広報活動が不十分」
新型コロナワクチンの3回目接種が進んでいないことについて、公明党の山口代表が政府の対応に苦言を呈しました。
山口代表
「(自衛隊の大規模接種会場は)需要と供給が全くマッチしていない」「政府の広報活動はまだ十分ではないと思います」
山口代表は、自衛隊が運営する大規模接種会場の予約が短時間で埋まってしまったことを挙げ、「需要と供給が全くマッチしていない」と苦言を呈しました。
また、政府が推奨しているモデルナワクチンの接種について、交互接種の有効性や副反応についての広報が不十分だとして、「政府がもっと積極的に努力をして欲しい」と求めました。
一方、政府分科会の尾身会長は国会で今後、緊急事態宣言を発出する際には重症病床の使用率だけでなく「入院患者の重篤度も考慮し、総合的に判断する必要がある」と述べました。
その上で、「医療機能不全が想定されれば緊急事態宣言を出すオプションもあり得る」として、「社会経済活動をどこまで制限するかなどを含め社会的なコンセンサスが必要だ」と指摘しました。
また、「今までのような飲食店だけの対策では効果がない」「重症者や子供への対応、社会機能をどう維持するかなどの問題を明確にした上での基準が求められている」と述べました。