岸田首相が行っている安倍派幹部への聴取をめぐり、野党側は新たな事実が出てきたのかただしました。中継です。

岸田首相は追加の聴取をふまえ処分を検討していく考えを示しました。一方、聴取の中身については今の段階では話せないと繰り返しました。

立憲民主党　杉尾秀哉議員
「総理は、安倍派幹部の4人の事情聴取を始めました。政倫審以上の新事実は出てきましたか」

岸田首相
「追加的な聞き取り調査を行っています。 これを、今後来週に向けて続けていきたいと思います。内容について表に申し上げることは控えなければならないと考えています」

立憲民主党　杉尾秀哉議員
「これ新事実が出てこなければ真相は闇の中です。一体何を根拠に処分するんですか」

岸田首相「全体を通して事実をできるだけ解明した上で、政治責任について判断したいと考えております」

立憲民主党の杉尾議員はまた実態解明には安倍派で長く会長をつとめた森元総理大臣の聴取が必要だと迫りました。

これに対して岸田首相は「必要な聞き取りを追加で行う事も考える」とする一方「誰を対象にするかは確定していないし、公にしていない」と述べるにとどめました。

また、杉尾議員が岸田首相自身の処分について質問したのに対しては「私自身も含めて党の手続、そして党の判断が尊重されなければならない」と述べました。