岸田首相、自ら安倍派幹部4人に事情聴取へ
自民党のいわゆる裏金事件を巡り岸田首相は26日と27日、自ら安倍派幹部4人に事情聴取を行います。
岸田首相が聴取を行うのは安倍派幹部の塩谷立氏、下村博文氏、西村康稔氏、世耕弘成氏の4人です。
自民党幹部によりますと、26日は午後から都内のホテルで岸田首相と茂木幹事長、森山総務会長の3人が塩谷氏と下村氏の2人に対して聴取を行うということです。
聴取を受ける4人は2022年8月、中止が決まっていたキックバックの再開を協議していました。
党執行部は、「結果的にキックバックの再開を許した政治責任は重い」として4人に「党員資格の停止」や「選挙での非公認」の処分を科すことを検討していて、4人がどういう説明をするのかが焦点です。
25日、二階元幹事長が次の衆議院選挙に立候補しない意向を表明したことで、自民党内からは「安倍派幹部も自ら責任を取るべきだ」、「安倍派の処分は重くすべきだ」といった声が高まっています。