政府が行う安倍元首相の国葬の検証で、岸田首相は、有識者から意見を聞き、国葬についての論点と意見を整理する考えを明らかにしました。

岸田首相は記者団に対して、「記録を残しておくことは重要であり、今回の国葬儀の実施について『検証』を行う」とあらためて強調しました。

その上で、「まずは、幅広い有識者の方々から意見を伺い、国葬儀について論点と意見を整理するところから始める」と明らかにし、「早急にその整理を示せるよう作業を進める」と述べました。

さらに、「国民のより幅広い理解を得て国葬儀を執り行うにはどうしたらいいか、適切な金額や規模はどうかなど、今後の国葬儀の在り方について、国民各層の議論を踏まえて幅広い理解を頂けるよう、必要な検討を行う」と強調しました。

また、今回の国葬にかかった経費については、「実際に要した経費の速報値を速やかに取りまとめてお示ししたい」と述べ、「所要の手続き等が終了した時点で、概数値・確定値をお示ししていく」と説明しました。