野田元総理、安倍元総理への追悼演説「勝ちっ放しはないでしょう、安倍さん」 昭恵夫人も議場で傍聴
銃撃され亡くなった安倍元総理大臣に対する追悼演説を、立憲民主党の野田元総理大臣が衆議院本会議で行いました。
野田元総理「再びこの議場で、あなたと言葉と言葉、魂と魂をぶつけあい、火花散るような真剣勝負を戦いたかった。勝ちっ放しはないでしょう、安倍さん。耐え難き寂寞(せきばく)の念だけが胸を締め付けます」
また、野田元総理は、政権交代直後に安倍氏から慰められたエピソードや天皇陛下の退位をめぐり二人きりで議論したことなどを初めて明かしました。
そして、安倍氏の功績や課題などを問い続け、議論することで、民主主義を育てていかなければならないと訴えました。
野田元総理「真摯(しんし)な言葉で建設的な議論を尽くし、民主主義をより健全で強靱(じん)なものへと育てあげていこうではありませんか。こうした誓いこそがマイクを握りながら、不意の凶弾にたおれた故人へ、私たち国会議員が捧げられる、何よりの追悼の誠である。私はそう信じます」
追悼演説は、昭恵夫人も議場で傍聴しました。