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細田衆院議長と“統一教会”との接点…新たに4回の会合出席を公表 “追悼演説”には野田元首相を要請

2022年10月7日 21:09
細田衆院議長と“統一教会”との接点…新たに4回の会合出席を公表 “追悼演説”には野田元首相を要請

「世界平和統一家庭連合」いわゆる“統一教会”との関係について、細田衆議院議長は7日、文書で追加の説明を行いました。会合への出席が、さらに4つ増え、8つに倍増など、前回の説明とは“大きく異なる点”がありました。一方、今月行われる見通しの“安倍氏への追悼演説”について、動きがありました。

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6日、本会議終了後、細田衆院議長は「調査結果はあした、議運(議院運営委員会)に…」と述べ、自身と教団の接点について、追加説明を行うとしていました。

細田衆院議長は7日、2度目の文書を提出し、新たな事実を公表。前回の説明とは、“大きく異なる点”がありました。

文書を受けとった議院運営委員会 笠議員
「(前回は)4つの会合に出席したということでしたが、今日の説明ではこれが8つと、倍になっております」

会合への出席がさらに4つ増え、8つに倍増していました。また、あわせて3回、祝電を送っていたことも認めました。一方で、教団側に対して選挙支援の依頼や組織的支援、動員などを行ったことはないと説明していますが――

文書を受けとった議院運営委員会 笠議員
「ご自身の選挙のことよりも、『全体のこの選挙戦などでの差配等々をしていたんではないか』というようなところの、やっぱり回答がございませんので、まだ疑念は晴れていないと」

今回も、“教団の組織票を差配した疑念”については回答がありませんでした。野党は、文書ではなく、記者会見で説明するよう求めています。

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国会でも、“統一教会”問題の厳しい追及がありました。

国民民主党 舟山議員
「『資料がなく確認できない』とすっとぼけ、逃げられないと分かると『記憶がよみがえってきた』など、他人事のように追認するその姿勢で、大臣が務まるんでしょうか?」

山際経済再生相
「私としては、総合経済対策のとりまとめなど、しっかりと取り組んでいくことで、閣僚としての責任を果たしてまいります」

日本共産党 小池書記局長
「安倍晋三氏は関連団体の会合に、『韓鶴子総裁をはじめ、皆さんに敬意を表します』とビデオメッセージまで送ったのに、なぜ(自民党の)調査対象にしないのですか」

岸田首相
「当時のさまざまな情勢におけるご本人の心の問題である上に、本人がお亡くなりになった今、本人は何も釈明・弁明ができないなど、十分な調査はできないのではないかと考えております」

岸田首相は、あくまでも調査をしない方針だといいます。

一方、今月行われる見通しの“安倍氏への追悼演説”について、動きがありました。

立憲民主党 安住国対委員長
「『野田元総理に正式に要請したい』との要請がありました」

自民党から要請を受けたのは、安倍氏の前に首相を務めていた立憲民主党の野田佳彦元首相でした。

2012年11月の党首討論では――

野田首相(当時)
「16日に解散をします。やりましょう、だから」

自由民主党 安倍総裁(当時)
「いま総理、16日に選挙をする。それ約束ですね? それ約束ですね? よろしいんですね? よろしいんですね?」

2人は党を代表して、激論を交わした仲でした。野田氏は、国葬の際も、野党の欠席が目立つ中、出席していました。

要請は、昭恵夫人はじめ、遺族の意向だといいます。

立憲民主党 安住国対委員長
「故人は、長く内閣総理大臣の経験をし、その重圧と孤独を最も知り得るのは、前任の野田元総理であると」

野田氏は、「誠に荷の重い話ではあるが、受諾させていただく」と答えています。

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