細田衆院議長 “統一教会”総裁が参加する会合での挨拶など認め「今後は関係をもたない」
いわゆる統一教会との関係を指摘されながら、これまで説明をして来なかった細田衆議院議長は教団の総裁が参加する会合に出席しあいさつしたことを認めた上で「今後は関係をもたないよう適切に対応する」などとする文書を公表しました。
細田議長は29日に公表した文書の中で、2019年に統一教会の総裁・韓鶴子氏が参加する会合に出席しあいさつしていたことを初めて認めました。
また、このほか2018年から2019年にかけてあわせて3回、教団の関連団体の会合に出席していたことも明らかにしました。
また2019年6月には教団の関係団体の出版物に掲載する目的でインタビュー取材を受けていたことも明らかにしました。
また、選挙での支援に関しては「地元の関係団体が選挙において私を支持するとの意向があったことは事実である」とする一方、「関係者は私が知る限りでは普通の市民であり、法令に反する行為を行っているとの認識はない」とコメントしています。
さらに、細田議長は教団の関連団体の幹部が顧問をつとめていた議員連盟「日本・世界平和議員連合懇談会」の名誉会長に就任していたことを認めたほか、教団が関わる日韓海底トンネル構想を推進する議員連盟で一時、顧問をつとめていたことも認めました。
細田議長はその上で「今後、社会的に問題があると指摘される団体等とは関係をもたないよう適切に対応してまいりたい」とコメントしています。
細田議長はこれまで統一教会との関係について一切説明をせず、会派を離脱しているため、自民党が行った調査の対象からも外れていました。