徳島県阿南市が物価高騰対策として行った全世帯への10万円給付について、市がその効果などを検証するため実施したアンケート結果の概要が、11月26日に発表されました。

阿南市の岩佐義弘市長は、物価高騰対策のため全世帯への10万円給付を公約に掲げて当選しました。

市では2024年3月から給付を開始し、使用状況などを把握するため、2000人を対象にアンケートをおこなって、この日、結果の概要を公表しました。

それによりますと、有効回答数831件のうち給付金を受け取ったのは95.9%、そのうち生活に役立ったという意見が88.4%でした。

使い道としては食費や日用品購入、光熱費や医療費など生活費として使ったとの回答が多数を占めました。

（岩佐義弘阿南市長）
「（市民の）生活を守って経済的また心理的な負担を軽減することにつながる結果となり、それだけ市民の皆さんに受け入れられたものだと認識している」