野上浩太郎参院議員(富山県選挙区選出) 国対委員長から外れる
「政治とカネ」の問題で国民の不信が高まる中、26日通常国会が召集されました。一連の政治資金パーティー裏金事件をめぐり、自民党は、県選出で安倍派の野上浩太郎議員が務めていた参議院国会対策委員長を交代させました。また田畑裕明議員も衆議院厚生労働委員長の辞任を申し出ました。
自民党は26日、2022年8月から参議院国対委員長を務めていた、安倍派の野上議員を交代させました。野上議員側は取材に対し「きのうまでに辞表を提出した」としています。野上議員は1月19日、派閥からキックバックされたパーティー収入について、2022年までの5年間に政治資金収支報告書に記載しないキックバックが合わせて100万円あったことを認めていました。
また同じ安倍派の田畑裕明衆議院議員も衆議院厚生労働委員長の辞任を申し出たということです。田畑議員は1月、派閥のパーティーのキックバック分の収支報告書への不記載が2022年までの5年間で合わせて68万円あったことを認めていました。
野上議員は「政治不信の責任を感じるとともに国会運営に支障があってはならないという思いで辞表を提出した。今後、政治改革を全力で進めたい」とコメントしています。