一連の政治資金パーティー裏金事件をめぐり自民党は、県選出で安倍派の野上浩太郎議員が務めていた参議院国会対策委員長を交代させました。

自民党は、2022年8月から参議院国対委員長を務めていた安倍派の野上議員を交代させました。野上議員側は取材に対し「25日までに辞表を提出した」としています。

野上議員は1月19日、派閥からキックバックされたパーティー収入について、2022年までの5年間に政治資金収支報告書に記載しないキックバックが合わせて100万円あったことを認めていました。

また、同じ安倍派の田畑裕明衆議院議員も、務めていた衆議院厚生労働委員長の辞任を申し出たということです。田畑議員も1月、派閥のパーティーのキックバック分の収支報告書への不記載が2022年までの5年間で合わせて68万円あったことを認めていました。

一連の問題をめぐっては安倍派の一部幹部に対し、離党や議員辞職を念頭に自ら政治責任を判断するよう求める声が党内から上がるなど、政治責任を取るべきとの声があがっています。