日南市 4月から指名競争入札抽選制を廃止し一般競争入札へ
宮崎県日南市は、来年度から指名競争入札の抽選制を廃止し、設計金額130万円を超える等級のある建設工事について、一般競争入札を実施することになりました。
日南市は、2021年の官製談合事件を受けて、設計金額が3000万円以上の等級のある建設工事で一般競争入札を行い、3000万円未満のものは抽選制の指名競争入札としていました。
今年4月以降は、入札制度等検証委員会などからの提言をふまえ、指名競争入札の抽選制を廃止します。
現時点で設計金額130万円を超える等級のある建設工事は、日南市の業者を対象に一般競争入札に移行します。
日南市では、2023年度に指名競争入札が305件あり、このうち、抽選制による指名競争入札は104件でした。抽選制では、受注意欲があっても受注できないこともあり、今回の見直しで入札が成立しやすくなることが期待されています。