宮崎県の川南町議会に対する解散請求の賛否を問う住民投票が9日行われ、賛成多数で解散請求が成立。議会は解散し、40日以内に選挙が行われることになりました。

川南町では、新しい中学校の建設計画や副町長の人事案などについて、町議会で十分な議論が行われず機能不全に陥っているとして、町民グループが2024年12月、町議会の解散を求めていました。

9日に行われた住民投票の結果、賛成4230票、反対1768票で、賛成票が反対票を上回ったため、解散請求が成立。議会は解散し、40日以内に町議会議員選挙が行われることになりました。

（住民グループ代表　押川義光さん）
「住民の思いが結実して、最終的にこの票に繋がって、希望ある街をゼロから作り直そうという気持ちになったんだろうと思う。」

（川南町議会　河野浩一前議長）
「接戦になると思っていたが、町民の目が厳しいというか、これが現実だと思う。」

宮崎県内で議会の解散請求が成立したのは、2002年の北浦町議会以来23年ぶりです。