×

山形県知事選挙 現職と新人が立候補し一騎打ちが確定 17日間の選挙戦へ

2025年1月9日 17:54
山形県知事選挙 現職と新人が立候補し一騎打ちが確定 17日間の選挙戦へ

任期満了に伴う県知事選挙が9日告示されました。5回目の当選を目指す現職と新人の2人が立候補し、17日間の選挙戦がスタートしました。

県知事選に立候補をしたのは、届け出順に、いずれも無所属で現職で5回目の当選を目指す吉村美栄子さん(73)と新人で福島県白河市在住の自営業・金山屯さん(84)の2人です。
吉村さんは朝、山形市内で出陣式に臨みました。今回の県知事選で独自候補を擁立せず、異例の吉村さんの支援を決めた自民。そして、立憲民主、国民民主、共産の各党の県内関係議員ら支援者が勢ぞろいしました。
そして立候補の届け出を済ませた後に第一声を行いました。

吉村美栄子候補(無・現)「まずもって昨年の7月に発生した大災害、豪雨災害からの復旧・復興これを1日も早く成し遂げるということが大事だと思っている。県民の皆さまと一緒になってさらなるチャレンジを続けていくことで、誰もが住みやすい安心・安全な山形県を実現し、わくわく感のある未来をつくっていきたいと考えている」

吉村さんは今回の公約でご覧の5つの柱を掲げています。このうち「安全安心な暮らしの実現」では、豪雨災害からの復旧・復興や山形新幹線の高速化に向けたトンネル整備の早期実現などを掲げています。
「多様な人材による産業イノベーション」では、女性も働きやすい職場づくりのほか、災害に強い農業・畜産業の実現などを進めるとしています。

一方、金山さんは午前11時ごろに立候補を届け出ました。「無投票の阻止」を訴え、高速道路のトンネル内の制限速度を50キロに引き下げて安全性を向上させることや、出産・子育て支援の拡充を公約に掲げています。

金山屯候補(無・新)「日本の政治がこんなにおかしくなっているのは本当にだめだと思っていて、政治の刷新で、若者たちがぜひ立ち上がってほしいという気持ちも重なったので、立候補に踏み切った。高速道路のトンネルのスピードを抑えることは、山形県が観光で客を呼ぼうとしても、入り口が危険で事故が起こったらとんでもないことになるので」

草の根での選挙活動。山形駅では、ポスター貼りの手伝いを申し出た人もいました。

「車があるので言ってもらった枚数を貼りますよ」「頑張ってください」金山候補「ありがとうございます。すごいね、神様が出てきた」

立候補の届け出の受け付けは、午後5時で締め切られました。2人以外に届け出はなく、現職と新人による一騎打ちが確定しました。吉村県政の4期16年の評価が問われる今回の県知事選。投開票は1月26日に行われます。県内の有権者数は8日現在、87万1787人です。

最終更新日:2025年1月9日 19:57
    山形放送のニュース