天皇皇后両陛下は、芸術の分野で優れた業績をあげた人に贈られる「日本芸術院賞」の授賞式に出席されました。

ことしの芸術院賞は、建築家の隈研吾さんや小説家の桐野夏生さんら9人が受賞し、両陛下は拍手で受賞をたたえられました。

天皇陛下は芸術文化の継承発展の努力とコロナ禍の苦労をねぎらい、次のように述べられました。

天皇陛下「今後とも人々が心豊かな生活を送り、活力ある社会を築く上で、芸術文化が重要な役割を果たしていくことを心から願っております」

受賞者との懇談では、隈さんの建築の特徴である木材の使用が話題となり、陛下は、「設計される時には周囲の環境も考えられるのですね」と話し、皇后さまは、どのような時に設計のアイデアがひらめくのか質問されていました。