「誤解や偏見に…」サル痘の名称、今後「エムポックス」に変更へ
厚生労働省の専門部会は、「サル痘」の名称について、今後、「エムポックス」に変更することでおおむね了承しました。
「サル痘」の名称をめぐっては、WHO(=世界保健機関)が去年11月、人と人の接触が原因で動物のサルとは関係がなく、「誤解や偏見につながる」などの批判が出たことから、「サル痘」の名称を廃止し、「Mpox」と呼ぶよう推奨すると発表しました。
これを受けて厚労省の専門部会では、国内での今後の名称について、「エムポックス」に変更する方向でおおむね了承されました。
「M痘」という案も出ましたが、実際の症状が天然痘や水痘のような発疹の症状以外にも、発熱や痛みなどの症状が多くみられるため、臨床症状と合わないなどと意見が出ました。
厚労省は今後、公に意見の募集を行った上で、正式に変更する方針です。