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“ゾンビトレイン”“老舗の原点回帰”驚きのアイデアで集客! 令和の最新お化け屋敷を特集

2023年8月8日 15:17
“ゾンビトレイン”“老舗の原点回帰”驚きのアイデアで集客! 令和の最新お化け屋敷を特集

夏の風物詩の一つ、お化け屋敷。時代ごとに様々な形態のタイプが登場していますが、新型コロナウイルスも明け、お出かけ需要も高まる令和のいま、新たなアイデアで勝負するお化け屋敷が登場していました。米澤かおりキャスターの取材です。

まず取材で訪れたのは、群馬県にあるローカル線、わたらせ渓谷鐵道の大間々駅。この日駅舎には、多くの人が詰めかけていました。みなさんのお目当ては、2023年夏、初めてわたらせ渓谷鐵道で運行される、走るお化け屋敷、その名も“ゾンビトレイン”です。仕掛け人は、ホラーなマスクを被った、栃木県日光市の上中哲也副市長です。

栃木県日光市 上中哲也副市長
「コロナ禍からの復活も込めて奇抜なアイデアで企画ができないか」

列車が走る栃木と群馬の3つの市が手を組んで、激減している観光客を呼び込むのが狙いなんだそうです。ゾンビ役として参加するのは、お化け屋敷専門の役者とともに地元、群馬県桐生市の高校生たちです。

桐生市立商業高校3年 星野瑠菜さん
「ゾンビトレインを機に桐生を知ってもらえたら」

その思いをゾンビに込め、いざ出発。約60人の乗客を乗せた車内には、手作りの装飾でゾンビに襲われる世界を表現しています。そして、60分間の恐怖体験が始まります。

乗客
「ギャー!!」

次々と飛び出してくるゾンビたちに、車内は悲鳴の嵐。高校生たちも、迫真の演技で襲いかかります。中には泣き出してしまう子供も……。降りたくても、途中下車は不可。通過するトンネルの暗闇が、一層恐怖心を掻き立てています。

乗客
「すごくリアルで怖かったです」

一方、ゾンビを見事に演じ切った高校生たちは――。

桐生市立商業高校3年 翁川心汰さん
「人生でこれ以上ないんじゃないかっていうぐらい珍しい経験ができてうれしかったです」

人気のゾンビトレイン、現在はキャンセル待ちとなっているそうです(2023年8月8日時点)。

ところ変わって、東京・台東区浅草の老舗遊園地、浅草花やしきへ。2023年8月7日で、開園してなんと170周年です! その周年を記念して、お化け屋敷が新たなテーマでリニューアルしました。

浅草花やしき 高知尾有美さん
「170年前は江戸時代末期にあたるんですね。原点回帰といいますか」

当時の娯楽である歌舞伎や落語で江戸っ子たちに人気だったという、怪談話を盛り込んだそうです。米澤キャスターも肝試しを体験。

米澤かおりキャスター
「うわぁ、お札がいっぱい貼ってある…怖い、怖い、怖い。真っ暗、真っ暗、真っ暗」

障子に映る女性の幽霊や不気味なガイコツなど、全身で体感できる仕掛けが次々と襲い掛かります。

米澤かおりキャスター
「あぁ~! ビックリした~!! 肝が一気に冷えましたね。夏にはピッタリだと思います」

様々な工夫で客を呼び込むお化け屋敷。皆さんも夏の凉を求めてみては?

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