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珠洲市で仮設住宅“第1弾”40戸が完成、9日から入居開始へ

2024年2月6日 17:28
珠洲市で仮設住宅“第1弾”40戸が完成、9日から入居開始へ
能登半島地震で被害を受けた石川県珠洲市では、県が整備を進めていた仮設住宅のうち第1弾となる40戸が完成しました。中継です。

珠洲市の正院小学校では、今も校舎の1階と2階は避難所として使われ、95人が避難を続けています。グラウンドでは6日、40戸の仮設住宅が完成しました。

完成したのは、2人から3人用の2DKの住宅が32戸、6人から8人用の4LDKの住宅が8戸で、部屋には台所や浴室、トイレ、エアコンなどが設置されています。また、寒さ対策として、床や壁、天井に断熱材が使用され、ガラス窓は3層構造になっているということです。

6日午後、県の担当者による設備の最終確認が行われ、珠洲市の担当者にカギが渡されました。入居対象者にはあさって8日に説明会が行われ、9日から入居が始まります。ただ、珠洲市では、1393人が今も避難所で生活しているほか、倒壊の危険性がある家に住み続けている人や、車中泊を続けている人もいます。

被災した珠洲市民
「早く申し込んだけど、いろいろ条件があって、俺らはまず無理なんじゃない。もう1か月。なんだかんだってすぐ2か月なるよ。何にも進んでない」

仮設住宅への申し込みは、5日までに1649件ありましたが、着工が始まったのは456戸にとどまっていて、県はさらに建設を急ぐ方針です。
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