能登半島地震あすで1か月 輪島市で初めての仮設住宅完成 来月3日から入居へ
能登半島地震発生から2月1日で1か月です。生活再建に向け、石川県では初めての仮設住宅が輪島市に完成しました。輪島市から中継です。
こちらでは31日、石川県内で初めてとなる仮設住宅18戸が完成しました。
2DK14戸、4DK4戸の合わせて18戸で、寒さ対策のためガラス窓は三重になっているということです。
31日は午後1時ごろ、石川県の職員などが訪れ、住宅の機能性や設備などを確認する最終検査が行われました。この後、住宅が正式に輪島市に引き渡される予定です。入居は来月3日から始まるということです。
ーー懸念される事は?
まだまだ数が足らないことです。
輪島市内では、31日までに仮設住宅の入居を希望する申し込みが4140件ありましたが、現状、着工された数は548戸にとどまっています。
入居を希望している女性に取材すると「とにかく早く入りたいが入居できるという連絡はまだない。避難所生活が続いている」と話していました。
輪島市は山と海に囲まれた場所で仮設住宅の建設に適した用地が足りていないそうです。
ただそんな中、輪島市は入居希望者に対し被災前の住所と今後住みたい住所を聞いて、地域コミュニティの継続という点も重視しているということです。