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石川・志賀町にトレーラーハウス続々到着 即席の仮設住宅に…“耐寒性”高く胆振東部地震でも

2024年1月26日 12:02
石川・志賀町にトレーラーハウス続々到着 即席の仮設住宅に…“耐寒性”高く胆振東部地震でも
能登半島地震の発生から26日目。長引く避難生活で災害関連死の防止が課題となる中、石川県志賀町には、即席の仮設住宅として使用できるトレーラーハウスが続々と到着しています。石川県志賀町から中内佑記者が中継。

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石川県内では仮設住宅の建設がすでに始まっていますが、整備にはまだ時間がかかります。そうした中で、この駐車場には仮設住宅として使うことができるトレーラーハウスがズラリと並んでいます。

これは志賀町からの依頼を受け日本RV・トレーラーハウス協会が提供したもので、25日夜、長野県から10棟を載せたトレーラーが出発しました。未明に志賀町に到着し、朝から設置作業が行われました。広さは1LDKで、浴室やトイレ、キッチンなどが備え付けられています。

私は普段、北海道で取材しているのですが、2018年の胆振東部地震の際にも活用されました。北海道の冬を乗り越えられるほど寒さに強いつくりとなっていて、入居した被災者に笑顔が戻った、そんな当時の光景が思い出されます。

そして、志賀町は元日の地震で震度7を観測したのですが、気象庁は25日、輪島市門前町走出でも震度7を観測していたことを発表しました。

記者「震度計近くの壁にヒビが入り、冷蔵庫やロッカーは倒れてしまっています。当時の揺れが強かったことがわかります」

気象庁は発災当時、発表されなかった理由について、「震度を伝える通信が途絶え、情報の収集に時間がかかった」としています。

住民「(震度)7やと思っていた。ドンときて横揺れがすごく長かったので、(前の地震より)比べものにならないほど長く感じた」

厳しい寒さが続く志賀町の避難所には、現在もおよそ1000人が身を寄せ合っています。この場所には来週、さらに10台のトレーラーハウスが届く予定で、被災した方の生活環境の改善に期待が寄せられています。