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「なにかできることは…」子供たちの“壁新聞”避難所でのエールに 石川・珠洲市

2024年1月31日 18:02
「なにかできることは…」子供たちの“壁新聞”避難所でのエールに 石川・珠洲市
能登半島地震発生から2月1日で1か月です。長引く避難所生活で、避難されている方の体調も心配されています。珠洲市から中継です。

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珠洲市にある正院小学校に来ています。後ろの校庭では現在、仮設住宅の建設が進められています。

校舎内では現在、100人以上が避難生活を送っています。15日からは授業が再開されていますが、1階と2階は避難所となっていて、3階で授業を行っているということです。

このような中で、避難所に身を寄せる小中学生が「自分たちがなにかできることはないか」と思い立って、ある取り組みを始めました。

31日、7人ほどの小中学生が授業終わりに集まり書いていたのは、避難所内に掲示する壁新聞です。この壁新聞は、避難所内での過ごし方や、炊きだしの情報などをわかりやすくイラストなどを交えて紹介しているんです。

この日、子供たちが書いた新聞では、仮設住宅の建設状況や足湯サービスの予告がお知らせされています。

──実際に避難所の方からはどのようなお声が上がっているんでしょうか?

こちらの避難所で掲示を担当されている方に話を聞きました。

掲示担当・小町富士子さん(68)「これをみて癒やされるというおばさんもいらっしゃいました。(通常の掲示は) 高齢の方が読みにくいだろうし、子供の書いた大きな字はわかりやすくて、読んでいただけるんだな」

町を襲った地震からあす2月1日で1か月を迎える中、子供たちの活動が、避難所で生活する方たちへのエールになっていました。