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被災1か月…輪島市の“今” 生活再建へ仮設住宅も徐々に 長引く避難生活で体調不良も

2024年2月1日 16:12
被災1か月…輪島市の“今” 生活再建へ仮設住宅も徐々に 長引く避難生活で体調不良も
1日で能登半島地震から1か月、地震で被害を受けた地域の今を伝えます。最大震度7を観測した輪島市の様子です。

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輪島市では冷たい風が吹き付け、雪がまじる時間もありました。海沿いにある歩道には大きな亀裂が走っていて、隆起しているところもあります。地形を変えてしまうほどの大きな揺れが襲ったことを物語っています。

この輪島の海では、本来ならズワイガニやタラ漁が盛んな時期だそうです。ただ、地震発生から1か月をむかえた今も、この先にある輪島港では漁の再開の見通しは全く立っていないといいます。漁協の人は「港が隆起していて何もできない。でも、漁を再開したい漁師はいっぱいいる」と話していました。

そして、1月31日、輪島市では18戸の仮設住宅が初めて完成しました。部屋の中からは明かりが見え、雪で水道管が凍らないよう作業員が保温材を巻き付けるなどの作業が続けられていました。

輪島市では、先月から548戸の建設を始めていますが、仮設住宅に住みたいという申請の数は4475戸。避難者のニーズには、まだまだ追いついていない現状があります。市は仮設住宅を建てる土地を探していますが、用地確保の見通しは立っていないということです。

そうした中、避難所や損傷した家屋で生活を続ける人も多くいます。取材をしていると、避難所の中には、土足で生活空間に出入りをしたり、床に寝たりしている場所もありました。そうした環境ではホコリを吸い込みやすくなってしまい、咳き込む人など体調を崩す人も多く見られました。

先が見通せないからこそ、避難所の生活空間の改善も急がれます。
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