“世界初”植物由来ワクチンがカナダで承認 9月までに日本国内での承認申請を目指す
世界初とされる植物由来の新型コロナワクチンがカナダで承認されました。製造会社の田辺三菱製薬は、今年9月までに日本国内での承認申請を目指すとしています。
田辺三菱製薬によりますと、カナダにある子会社、メディカゴ社が開発している植物由来の新型コロナワクチン「コビフェンツ」がきのう、カナダで承認されたということです。ナス科の植物の葉で新型コロナウイルスに似た粒子を育てて取り出し、それを体内にワクチンとして入れることで、抗体を作る仕組みです。
田辺三菱製薬は、世界初の植物由来の新型コロナワクチンだと説明しています。
カナダで行われた臨床試験ではデルタ株の発症を防ぐ有効性は75.3%で、重篤な副反応はみられなかったということです。
去年10月から日本でも臨床試験を開始していて、田辺三菱製薬は今年9月までに日本でも承認申請を目指すとしています。