26日から27日朝にかけて前線が本州付近を通過し、この前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込んだため各地で雨が強まりました。27日午前11時現在、まだ太平洋沿岸部の所々で雨の降っているところがありますが、午後にかけて次第に天気は回復する見通しです。

また、27日朝の最低気温は全国的に平年より高く、広い範囲で6月並みの気温となりました。

東京都心では朝の最低気温が21.5℃と平年より10℃近く高く、7月上旬並みの気温となったほか、気象庁が全国で気温を観測している地点の7割超となる673地点で、今年もっとも暖かな朝となりました。

27日午前11時現在、関東地方の各地で25℃以上の夏日に到達しており、東京都心ではこの時間までの最高気温が27.0℃と、すでに今年一番の暑さとなっています。

日中は各地でさらに気温が上がる見込みで、予想最高気温は、甲府で29℃、前橋や熊谷、東京、横浜、静岡や熊本などで28℃、名古屋や岡山、高松などで27℃となっています。

湿度も高くなっていますので、かなり蒸し暑く感じられるでしょう。

■蒸し蒸し…熱中症対策しっかりと

湿度が高いと汗が蒸発しにくくなり、上手に体の熱を逃がすことができず、熱中症の危険が高まります。

水分や塩分をこまめに補給し、襟元や袖口、裾などに適度にゆとりのある衣服を身につけ、なるべく空気が通り抜けやすいようにするといいでしょう。

また、冷房や除湿機能などで室温を適切に調節し、屋内でも無理をしないようにお過ごしください。