秋本真利議員 国会質問の翌月から“資金やりとり”か
洋上風力発電をめぐる汚職事件で東京地検特捜部に逮捕された衆議院議員の秋本真利容疑者が、国会で質問を始めた翌月から前社長との資金のやりとりが始まっていたことが新たにわかりました。
秋本真利容疑者は、「日本風力開発」の塚脇正幸前社長から、国会で会社側に有利になる質問をするよう依頼を受けた見返りに、あわせておよそ6000万円の借り入れや、提供を受けたとして、7日に受託収賄の疑いで特捜部に逮捕されました。
秋本容疑者は2019年2月に、「日本風力開発」が参入を目指す海域に関し国会での質問を始めていますが、その翌月に、前社長から現金3000万円を借り入れたということです。
関係者によりますと、秋本容疑者は塚脇前社長の勧めで中央競馬の個人馬主に登録をすることを考え、必要な資金を借りたということです。秋本容疑者は「潔白です」と容疑を否認していますが、特捜部は、資金の趣旨を詳しく調べるものとみられます。