安倍元総理銃撃から2週間 山上徹也容疑者を鑑定留置へ
安倍元総理が銃で撃たれ死亡した事件から22日で2週間です。検察が、逮捕された男の刑事責任能力を調べるための鑑定留置を行う方針であることがわかりました。
山上徹也容疑者は、警察のこれまでの調べで、母親が多額の献金をしていた「旧統一教会」に恨みを募らせ、団体の総裁を狙っていたものの機会がなく、親しい関係にあると思った安倍元総理を銃撃したとみられています。
山上容疑者は手製の銃について「去年春ごろから作り始めた」と供述し、計画的な犯行だったとみられますが、奈良地検はこれまでの供述などを踏まえ、刑事責任を問えるかどうか調べる鑑定留置を行う方針であることが捜査関係者への取材でわかりました。
今後、専門家による精神鑑定が行われ、奈良地検がその結果などを踏まえ、山上容疑者を起訴するかどうか判断するものとみられます。