背任の疑いで逮捕された東京女子医科大学の元理事長の女が、関連病院の建設工事でもおよそ1億7000万円を建築士に支払わせて、損害を与えたとして、再逮捕されました。

捜査関係者によりますと、再逮捕された東京女子医科大学の元理事長岩本絹子容疑者は2020年から翌年にかけて足立区にある医療センターの建設工事をめぐり、「建築アドバイザー報酬」として、およそ1億7000万円を大学側から建築士の男性に支払わせ、損害を与えた疑いがもたれています。

岩本容疑者はこのうち、現金5000万円ほどを、建築士の男性から受け取っていたとみられています。

岩本容疑者は、新校舎建設でも同じ建築士に対しおよそ1億2000万円を大学に支払わせて損害を与えたとして先月、逮捕されていました。