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急な“冬”で? 乾燥で肌カサカサ 「長湯」「ゴシゴシ」…保湿のNG行動は 【#みんなのギモン】

2023年11月21日 21:06
急な“冬”で? 乾燥で肌カサカサ 「長湯」「ゴシゴシ」…保湿のNG行動は 【#みんなのギモン】

21日のギモンは「急な冬で? 乾燥ひどい」です。

21日も各地で今シーズン一番の冷え込みとなりました。寒くなると気になるのがお肌の乾燥です。21日、街でみなさんにお話を聞いてみました。

会社員(20代)
「首の乾燥が最近気になって、カサカサしてきたのでクリームを買って塗り始めました」

大学生(20代)
「手もカサカサでハンドクリーム必要だなと」

会社員(30代)
「(1歳の娘に)お風呂上がりに保湿剤は毎日塗るようにしています。秋冬はローションとクリームと重ね塗りして手厚めにやっています」

主婦(50代)
「暖房をいれてから乾燥が気になるようになった」

夫婦
「足のかかとはひどい、象の足みたいになっている。風呂上がりには(保湿剤を)塗ってケアをして」
「で、この程度です」

みなさん結構、気になって対策に取り組んでいました。

◇乾燥が気になる気温は?
◇うるおいが…お風呂のNG行動

■「乾燥」「保湿ケア用品」が気になりはじめる気温は

皮膚の乾燥が気になりはじめる“目安の気温”があります。

今月の東京都心の最低気温をみると、上旬は18℃など暖かい日が続いてきましたが、10日あたりから一桁台の寒さに急降下しました。

ウェザーニューズが去年の冬、グーグルと行った調査によると「乾燥」というワード検索が急上昇する気温がありました。それが「17℃」です。気温17℃以下になると「乾燥」と検索する人が急増していました。17℃以下だと乾燥が気になる人が多いようです。

さらには、ハンドクリームなど保湿ケア商品の検索が急上昇する気温は「14℃」だといいます。14℃以下になると保湿が必要と感じる人が増えるのかもしれません。

東京都心では今月、急激に気温が下がって保湿対策が必要な時期になっています。

男性も乾燥対策への意識は高いようです。同じくウェザーニューズが行った調査で「乾燥対策として、保湿ケア用品をどのタイミングで買いますか?」という質問をしたところ、男女ともに半数以上が「カサついたり、かゆみが出た後に保湿ケア用品を購入する」と答えています。さらに、女性の43%と男性の22%の人が「乾燥が気になり始める前から準備している」と回答しています。

男性も早いうちから保湿ケア用品を用意していて、結構意識が高いみたいです。

■“急な冬” 皮膚科でも異変が

今年は、皮膚科でも例年と違う異変があるといいます。吉祥寺まなみ皮フ科の葉山愛弥院長によると、11月に入ってから皮膚科を受診する人が増加しているそうです。

実はこれ、例年に比べてだいぶ違うそうです。例年だと9月くらいから徐々に増えていくということですが、気温が急に下がりましたので、“急に冬がやってきた”ということで先週、一気に受診する人が増えたそうです。

■気持ちよくつかりたいお風呂…適温は?

ここで続いてのポイント「うるおいが…お風呂のNG行動」をみていきます。

寒いと温かいお風呂にゆっくりつかりたくなりますが、実はこれ、乾燥対策としてはNGです。葉山院長によると、お風呂に入るときは「熱いお湯」も「長湯」も避けた方がいいといいます。

なぜかというと、熱いお湯に長時間つかると皮膚から水蒸気が飛びやすくなり、余計に乾燥しやすくなってしまうそうです。また、長湯すると血流がよくなりますが、かゆみが出て肌にはよくないといいます。

また、お風呂の温度の適温は「約41℃」がおすすめだそうです。42℃以上は熱すぎるそうです。

さらに、葉山先生によると、お風呂上がりは赤ちゃんと同じくらい水分たっぷりの肌になるそうです。ただ、20分もたつと、赤ちゃんと違い水分が抜けてカサカサになってしまうといいます。だからこそ、できれば5分以内に保湿剤を塗ることが大切だそうです。

■保湿のために“こすらない”

そして、もう1つ風呂での注意点があります。それが「タオルでゴシゴシ拭きNG」です。これ実は「肌の乾燥では一番やってはいけないこと」と葉山院長はいっています。

ゴシゴシ拭くと、摩擦で肌のバリア機能を壊してしまい、乾燥につながるということです。

どういやって拭けばいいかというと、タオルは肌に当てるだけで水分をとるといいそうです。決してこすらないでください。また、タオルを体に巻いたり、バスローブで水分をとってもいいかもしれません。

「ゴシゴシNG」はタオルだけではありません。保湿のリップも同じだといいます。ついつい横にグリグリと唇に塗る人もいるとおもいますが、これが皮膚を傷めてしまうそうです。なので、表面にリップをのせて、温度でとかすように塗るといいそうです。

   ◇

乾燥のピークは、太平洋側では1月、2月ごろになります。真冬にむかって乾燥がさらに進む前に、今のうちから対策をしっかりして今後に備えましょう。

(2023年11月21日午後4時半ごろ放送 news every.「#みんなのギモン」より)

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