悠仁さま、18歳の誕生日 成年皇族に「成年式」は父の装束を検討
秋篠宮家の悠仁さまが18歳の誕生日を迎え、成年となられました。男性皇族が成年となられるのは39年ぶり。「成年式」の儀式では、父、秋篠宮さまが着用された装束を着ることが検討されています。
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6日、天皇皇后両陛下に18歳の誕生日のあいさつをするため、皇居に入られた秋篠宮家の長男、悠仁さま。この日に成年を迎え、初めて文書で感想を寄せられました。
「もう成年なのかと思うと、時が経つのは早いと実感しています。この18年の間、多くの方々がその時々にさまざまな形で心を寄せてくださいました。深く感謝申し上げます」
民法改正で成年の年齢が18歳に引き下げられたため、高校在学中に成年皇族となるのは、悠仁さまが初めてです。
陛下と秋篠宮さまの成年式は、20歳の誕生日に行われましたが、悠仁さまは学業を優先し、来年3月の卒業以降に予定されています。
悠仁さまの成年式は、秋篠宮さまの装束着用が検討されていて、成年の証しである冠は新調。257万8000円の予算があてられ、すでに制作中だということです。
男性皇族が成年を迎えられるのは、父の秋篠宮さま以来39年ぶり。悠仁さまは、文書の中でこうつづられました。
「今まで育ててくれた両親と姉たちにも感謝しています」
2006年、秋篠宮家の長男として誕生された悠仁さま。家族に見守られ、成長される中で、生き物や自然環境に特に興味をもたれてきました。
イネについてアドバイスしてきた農研機構の矢野昌裕さんは悠仁さまについて、次のように語ります。
農研機構 シニアエグゼクティブリサーチャー 矢野昌裕さん
「背もずっと伸びられて、会話もすごくメリハリがあって、すごく成長されたなと」
矢野さんが悠仁さまに最初に会ったのは、中学1年生のとき。悠仁さまが育てにくいイネに関心を寄せ、品種改良の実験について相談をされたといいます。
農研機構 矢野昌裕さん
「非常に素直で、そしてまじめで、非常に積極的にいろんな事に取り組まれる」
探究心が強く、1つひとつ丁寧に、関心のある事を突き詰められるという悠仁さま。皇位継承順位は2位です。
幼い頃から沖縄や広島を訪れ、各地で戦争の歴史も学ばれてきたといいます。また、父・秋篠宮さまの「風土や伝統を学んでほしい」という思いを受け、悠仁さまは学校の休みを利用し全国各地を訪ねられてきました。
来年、大学への進学を目指されている悠仁さま。「今後も学びを深め、さまざまなことを吸収して成長していきたい」と述べられています。