悠仁さま17歳 来年には成年皇族に…
9月6日に17歳の誕生日を迎えられた秋篠宮家の長男、悠仁さま。秋篠宮さまの地方公務に初めて同行するなど、成年皇族になる来年を前に活動の幅を広げられています。このニュースについて日本テレビ客員解説員の井上茂男さんに聞きました。
■バドミントン部の活動で後輩にアドバイス 初の“地方公務”も
秋篠宮家の長男、悠仁さまは9月6日、17歳の誕生日を迎えられました。
悠仁さまは現在、筑波大学附属高校の2年生で、宮内庁によりますと、所属しているバドミントン部では新しく入った1年生にアドバイスをするなど、部活動や学校行事に積極的に取り組まれているということです。
悠仁さまは、お住まいでは小学校高学年から始めたトンボ類とその生息環境の調査のほか、野菜作りや稲の栽培を続け、個人研究で稲の交配実験を行うなど、専門性を深められているということです。
また、秋篠宮家を訪れたブータンやベルギーの王族との面会や、日本からの移民が渡ったパラグアイやブラジルの生徒たちとの懇談に同席し、7月には秋篠宮さまと初めての地方公務にのぞむなど、活動の幅を広げられています。
悠仁さまは来年9月には18歳となって成年を迎えられますが、成年式は、再来年の高校卒業後に行うということです。
■成年に向けて始まった“助走”
――日に日にお顔つきも頼もしくなられているように感じます。このニュースをどのように受け止められましたか?
悠仁さまはあと1年で成年皇族になられます。その時に向けて“助走”が始まったと思いました。悠仁さまは7月、鹿児島県で開催された高校生の総合文化祭を視察されましたが、これは秋篠宮さまの地方公務に同行する初めての機会でした。
また、多くの日本人が渡ったパラグアイやブラジルの生徒たちと触れ合ったり、来日したベルギーの王女らをご一家でもてなされたりもしています。
ベルギーは日本の皇室ととても親しく、悠仁さまが会われたアストリッド王女は、英国留学中の天皇陛下が結婚式に出席された方です。
さらに、日系の移民たちとの交流は、これまで皇室が非常に大事にしてきたことです。こうした機会を少しずつ積み重ねて、将来の公務につなげていっていただきたいと思います。
【井上茂男(いのうえ・しげお)】
日本テレビ客員解説員。皇室ジャーナリスト。元読売新聞編集委員。1957年生まれ。読売新聞社で宮内庁担当として天皇皇后両陛下のご結婚を取材。警視庁キャップ、社会部デスクなどを経て、編集委員として雅子さまの病気や愛子さまの成長を取材した。著書に『皇室ダイアリー』(中央公論新社)、『番記者が見た新天皇の素顔』(中公新書ラクレ)。