今年9月に18歳になり成年を迎える秋篠宮家の長男・悠仁さまについて、宮内庁長官は、来年3月以降に予定されている成年式までは、「宮中行事」への出席はないものの園遊会などの行事には出席される可能性があることを明らかにしました。

皇室では、男性皇族が成年を迎える際は成年式が行われ、同じ日に大勲位菊花大綬章が授与されるのが慣例となっています。

2年前、民法改正で成年の年齢が20歳から18歳に引き下げられたことに伴い、悠仁さまは今年9月6日の18歳の誕生日に成年を迎えられますが、成年式は高校3年生の悠仁さまの学業を優先し、来年3月の高校卒業後に行われることになっています。

西村泰彦宮内庁長官は、18日の定例会見で、勲章の授与は成年式と同じ日に行われるのが恒例だとの認識を示した上で、悠仁さまは、成年式を迎えるまでは、勲章をつけて臨む「新年祝賀の儀」などの宮中行事や宮中祭祀には出席されないとの考えを明らかにしました。

一方、成年式の前であっても園遊会など「宮中行事以外の行事」に関しては出席される可能性があるとしています。

皇室での成年式は1985（昭和60）年の秋篠宮さま以来となります。