北朝鮮選手団が韓国のスマホで“自撮り”も? パリ五輪の選手キットに注目
北朝鮮の選手団が韓国のスマートフォンで“自撮り”をする可能性も? パリ五輪で、ある意味“奇跡の瞬間”を目撃できる可能性もあり、韓国で今、にわかに注目を集めています。
200以上の国や地域などから1万人あまりの選手が参加するパリオリンピック。7月26日の開幕を前に“ある事”が韓国でにわかに注目を集めています。
今回の五輪では、参加する選手らに韓国の大手企業「サムスン電子」のスマートフォンが提供されることになっています。提供されるのは、出場する選手団のために製作されたという特別版のスマホ。いま注目の的となっているのは、このサムスンのスマホが、北朝鮮の選手団にも提供されるかどうかです。
パリ五輪には、北朝鮮も平昌五輪以来6年ぶりに選手団を派遣します。その北朝鮮では韓国の物品を所持するのは“ご法度”。ましてや、金正恩総書記がことし、韓国を「第一の敵国」と位置づけただけに、なおさらタブー視されているとみられます。
そんな状況下で、韓国のスマホが選手団に提供されるということもあり、注目が高まっています。
「サムスン電子」によりますと、今回、支給されるスマホは五輪史上初めて、選手らが表彰台に持ち込むことが認められているということです。
これまでの五輪では、携帯電話を含む個人の所持品の持ち込みが一切禁じられていましたが、今回は提供されるスマホに限り、持ち込みが許されるということで、サムスンは選手らが表彰式でスマホを使って“自撮り”することに期待しています。
北朝鮮の選手が、表彰式で韓国のスマホで“自撮り”する、まさかのかたちで“南北融和”の時が訪れるのでしょうか?
韓国メディアによりますと、サムスン側は「最終的に提供するかどうかは、IOC=国際オリンピック委員会と大会組織委員会が決定するだろう」とコメントしています。