5つの市と町に避難指示 線状降水帯が発生、現在の高知・香南市の様子は…
2日朝から高知県で線状降水帯が発生するなど、西日本から東日本にかけて大雨となっています。高知県香南市から中継です。
2日午前11時半現在、雨は非常に弱くなってきましたが、まだ降り続いています。普段は穏やかな河川も水位が高くなっていて、濁流となっています。時々、木々や枝が流れていきます。
台風の影響で梅雨前線が活発になっていて、高知県西部では2日午前8時すぎ、線状降水帯が発生しました。2日午前9時前までの1時間に、土佐清水市で93ミリと猛烈な雨が降り、四万十市で70.5ミリ、南国市で64.5ミリと、いずれも6月の観測史上最大を記録しました。
1日朝の降り始めから2日午前10時までの総雨量は、土佐清水市で330ミリとなっています。3日午前6時までの24時間に予想される雨は、東部・中部で350ミリ、西部で250ミリです。2日午前11時現在、避難指示が大月町、四万十市など5つの市と町に出ています。
気象台は、線状降水帯によって命に危険が及ぶ土砂災害や、洪水による災害発生の危険度が急激に高まっているとして、土砂災害に警戒するとともに、低い土地の浸水や川の増水に十分注意するよう呼びかけています。