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【1か月予報】「北冷西暖」の傾向?

2022年1月21日 6:00
【1か月予報】「北冷西暖」の傾向?

この先1か月は、北日本で平年より寒さが厳しくなる時期があるでしょう。一方、西日本から奄美・沖縄にかけての気温は、平年より高めとなる時期があるでしょう。西日本から関東にかけては、平年より降水量が多くなる可能性があります。

■北日本(北海道・東北)

北海道では、1月28日から30日頃にかけて、平年より気温が低くなりそうです。東北では1月29日から2月はじめにかけて、平年より気温が低くなるでしょう。一年で一番気温の低い時期ですから、より一層、寒さが厳しく感じられそうです。2月5日から18日頃にかけては、周期的な寒暖変化があるものの、期間を平均すると、ほぼ平年並みの気温となりそうです。

北海道の太平洋側では例年より晴れる日が多く、降水量は平年より少なくなるでしょう。北海道から東北にかけての日本海側の降雪量は、平年並みか平年より少なくなる見込みです。なお、山地の積雪は2月中旬にかけてさらに増えるでしょう。

■東日本(北陸・関東甲信・東海)

東海では、2月はじめにかけて、ほぼ平年並みの気温となりそうです。北陸や関東甲信では、1月29日から2月はじめにかけて、平年より気温が低くなる可能性があります。凍えるような寒さの日もあるでしょう。2月5日から18日頃にかけての気温は、周期的な寒暖変化の中で、平年並みか平年より低めとなりそうです。去年の2月がとても暖かかったので、去年と比較すると寒く感じるものと思われます。

北陸では、例年同様にくもりや雨または雪の日が多く、関東甲信・東海では、例年同様に冬晴れの日が多い見込みです。なお、1月下旬には、関東甲信・東海で、冷たい雨または雪の日があるでしょう。

■西日本(近畿・中国・四国・九州)

西日本では、1月24日から27日頃にかけて、一時的に寒さが緩みそうです。特に、九州や四国では最高気温が15度以上となる地域もあるでしょう。1月28日から2月はじめにかけては、寒暖変化の中でほぼ平年並みの気温となりそうです。2月5日から18日頃にかけては、平年並みか平年より気温が低くなる見込みです。去年の2月が暖かかったこともあり、去年と比較すると寒く感じるでしょう。

降水量は、山陽、四国、九州などで、平年並みか平年より多くなる可能性があります。西日本日本海側の降雪量は、ほぼ平年並みとみられます。

■奄美・沖縄

奄美・沖縄では、例年と比較して、寒気の影響を受けにくいでしょう。1月23日から2月はじめにかけて、平年より暖かな日が多い見込みです。沖縄・那覇では、最高気温が25度近くまで上がる日もあるでしょう。2月5日から18日頃にかけての気温は、ほぼ平年並みの見込みです。

この先1か月間で平均すると、平年より高めの気温となるでしょう。周期的に通過する低気圧や前線の影響で、例年よりくもりや雨の日が多くなる可能性があります。

■1か月予報(1月22日から2月21日のまとめ)

<気温の確率予想・低い・平年並み・高い>
北日本:40%・40%・20%
東日本:40%・30%・30%
西日本:20%・40%・40%
奄美・沖縄:20%・30%・50%

<降水量の確率予想・少ない・平年並み・多い>
北日本(日本海側):40%・30%・30%
北日本(太平洋側):40%・40%・20%
東日本(日本海側):30%・40%・30%
東日本(太平洋側):30%・30%・40%
西日本(日本海側):30%・30%・40%
西日本(太平洋側):20%・40%・40%
奄美・沖縄:20%・40%・40%

<日照時間の確率予想・少ない・平年並み・多い>
北日本(日本海側):30%・30%・40%
北日本(太平洋側):20%・40%・40%
東日本(日本海側):30%・40%・30%
東日本(太平洋側):40%・30%・30%
西日本(日本海側):40%・30%・30%
西日本(太平洋側):40%・40%・20%
奄美・沖縄:40%・40%・20%

<降雪量の確率予想・少ない・平年並み・多い>
北日本(日本海側):40%・30%・30%
東日本(日本海側):30%・40%・30%
近畿北部・山陰:40%・30%・30%

(気象庁発表)
※先週(14日)お知らせした1か月予報で、予報期間の文字表現に誤りがありました。