性能試験不正問題 国交省、日野自動車エンジン4機種の型式指定を取り消し
日野自動車によるエンジン性能試験をめぐる不正問題で、国土交通省はエンジン4機種の型式指定を取り消す行政処分を行いました。
国土交通省は22日、エンジンの排出ガス性能が基準を満たしているという技術的根拠がないにもかかわらず不正に型式指定を取得したとして、道路運送車両法に基づき、日野自動車のエンジン4機種の型式指定を取り消しました。
不正があったエンジンを搭載したバスを販売していたいすゞ自動車についても1機種の型式指定を取り消しました。再度、型式の指定を得るまでこれらのエンジンを搭載した車の出荷はできなくなるということです。
日野自動車はことし3月にも型式指定の取り消しを受けていて、今回で2回目となります。
取り消しを受け、日野自動車は「再発防止ならびに企業としての再生に向けて全社を挙げて取り組んでいく」とコメントしています。