日野自動車不正問題「当社としての意見はない」行政処分に従う意向
日野自動車によるエンジン性能試験をめぐる不正問題で、行政処分を科すにあたり行われた聴聞で、日野自動車の小木曽社長は「当社としての意見はない」と処分に従う意向を示しました。
日野自動車が、エンジンの排出ガス性能が基準を満たしているという技術的根拠がないにもかかわらず、不正に型式指定を取得したとして、国土交通省は新たにエンジン4機種の型式指定を取り消す方針です。
行政処分が科されるにあたり、16日に聴聞が行われ、出頭した日野自動車の小木曽社長はこれまでの不正行為を謝罪した上で、「当社としての意見はない」と処分に従う意向を示しました。
また、今回とは別に、過去に不正の対象となった車種のうち、国の基準を満たすとして出荷再開を認められた小型トラックなどは来月以降、生産を再開する予定だということです。