安倍元首相銃撃事件 山上徹也被告、公判前整理手続き欠席 事情考慮したか
安倍元首相を銃撃した罪などに問われている山上徹也被告の公判前整理手続きが奈良地裁で始まり、山上被告は欠席しました。
奈良地裁周辺では警察官による警備が行われる中、午前10時すぎから山上徹也被告の1回目の公判前整理手続きが始まりました。
山上被告は、去年7月、奈良市で演説中だった安倍元首相を銃撃し殺害したとして、殺人や銃刀法違反などの罪で起訴されています。公判前整理手続きは当初、ことし6月に山上被告本人が出席して行われる予定でしたが、直前に不審な段ボール箱が裁判所に届いて中止となりました。
関係者によりますと、山上被告は騒動の直後、「次回以降、出席するかどうかは考えたい」と話していたということで、13日は事情を考慮して欠席したとみられます。
弁護団によりますと、13日は弁護側が証拠の開示請求などを行い、20分程度で終了し、次回以降、山上被告が出席するかは未定だということです。