「地域住民から不安の声」“統一教会”が多摩市で大規模な土地取得 東京都などが国に要望書
いわゆる”統一教会”が去年、東京・多摩市で大規模な土地を取得したことについて、東京都などは国に対し、教団の運営実態の把握などを求める要望書を提出しました。
世界平和統一家庭連合いわゆる“統一教会”は去年4月、多摩市内でおよそ6300平方メートルに及ぶ土地を取得していますが、この土地には、都立高校や大学が隣接しています。
これについて、東京都と多摩市は、「地域住民から不安の声が上がっている」などとして、国に要望書を提出しました。
都は要望書で、「国の質問権行使の状況も注視してきたが、事実関係やそれに基づく国としての対応・判断等が示されていない」などと指摘。その上で都民の安全な生活を確保するため、教団の運営実態の把握と、その状況に応じた適切な対応を行うこと。さらに、土地取得に関する状況について、情報提供を行うことなどを求めています。