“骨は必ず海に散らせ” 故・石原慎太郎さん「散骨式」
生前、「骨は必ず海に散らせ」と話していたという石原慎太郎さん。17日、神奈川・葉山町の沖合で散骨式が行われました。慎太郎さんは湘南をこよなく愛した”海の男”で、二男の石原良純さんは、「船で乗り出すだけで全然表情が違って、父にとってはすごく心地のいい居場所だった」と話しました。
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二男・石原良純さん
「父の望みでもあったし、良かったと思います」
長男・石原伸晃さん
「感謝だよね。仲間ってのはいいよね。そりゃ良かったと思いますよ」
17日、神奈川・葉山町の海に集合した石原4兄弟。今年2月に亡くなった父・慎太郎さんの散骨式を行ったのです。
良純さん
「(父は)ちょっと船で乗り出すだけで全然表情が違って、父にとってはすごく心地のいい居場所だったんですよ」
実は、慎太郎さんは、湘南をこよなく愛した海の男。離島の視察の際は海パン一丁で、カメラの前でゆうゆうと海水浴を楽しんでいました。
良純さん
「海の仲間におくってもらうのは、本望だったのかな」
「海に還ること」は、本人の願いだったのです。
汽笛を合図に、二男の良純さんが遺影を掲げると、4兄弟が順番に遺骨を海へ投げ入れていきます。30艇以上の船やヨットが集まり、慎太郎さんを弔いました。
伸晃さん
「いい会だったと思います。本人も満足しているんじゃないですか」
良純さん
「満足してんのかね?」
伸晃さん
「『つまんねぇ~』って言ってるかもな」
また、葉山には慎太郎さんの弟で昭和のスター、石原裕次郎さんの記念碑や灯台が建てられています。
伸晃さん
「灯台はね、お金かかるから無理だけど、銅像くらいは建ててやろうかなと思ってます」
良純さん
「冗談はさておき、どうなんですかね。勝手に灯台建てちゃいけないんですよね。勝手に信号建てるようなものだから」
伸晃さん
「良純さんが寄贈するそうです」
良純さん
「逗子のマンホールって手もあるな」
お別れの会は、新型コロナウイルスの感染状況などをみて、改めて行うということです。