日大薬物事件 酒井学長と澤田副学長に辞任勧告、学長は拒否
日本大学のアメフト部薬物事件への対応について、対応の不適切さを厳しく指摘した第三者委員会の報告書を受け、1日午後、一部の執行部幹部が、酒井学長と澤田副学長に辞任勧告をしたことが分かりました。
日大のアメフト部薬物事件への対応を巡り、先月31日、第三者委員会は調査報告書を公開し、林理事長や酒井学長、澤田副学長ら執行部の「ガバナンスが全く機能しなかった」と厳しく指摘しました。
関係者によりますと、調査報告書を受け、日大の執行部の中で「責任の所在の明確化」や対応を検討する「ワーキンググループ」が作られ、1日午後、メンバーの大貫副学長や篠塚監事らが酒井学長と澤田副学長に「混乱を生じさせた」との理由で辞任を勧告したということです。
これに対し酒井学長は辞任を拒否していて、また澤田副学長は、代理人弁護士によると「手続きにのっとり、学部長会議などで議論をすべき問題だ」と話しているということです。