道路陥没“下水道の緊急放流”準備 発生33時間…トラック運転手の救助難航【中継】
28日、埼玉県八潮市の道路が陥没しトラックが転落した事故で、トラックに取り残された男性運転手の救助活動が難航しています。
現地から中継です。
あたりは真っ暗になりましたが、現在も投光器をつけた状態で、救助隊員らが多く集まっている状況が確認できます。
はしごを穴の中に下ろし、隊員が救助へと向かっているとみられる様子や、作業員らが2メートルほどの板や、ボンベのようなものを運ぶなど、あわただしく動いている様子が確認できました。
トラックの運転手の男性は、今も穴の中に取り残されていますが、男性が取り残されているとみられるトラックの運転席部分は、今は見えていないということです。
まず穴の中にたまっていて、男性の救助をはばんでいる泥を取り出す必要があるということですが、埼玉県の消防によりますと、東京消防庁から派遣された特殊な車両で泥を吸い上げようとしたもののうまくいかず、現在、別の民間の重機を呼んでいて、それまで作業が事実上、中断しているということです。
また埼玉県は、陥没している場所の下水の量を減らすため、下水道の緊急放流の準備を進めていることが新たにわかりました。
放流先は、飲み水などに使われない場所で、現在、県内や都内の取水事業者と調整を進めているということです。