4年ぶり「隅田川花火大会」観客103万人が夜空の大輪楽しむ 雑踏事故防止へ“最も厳重な”警備態勢も
29日夜、東京の夏の風物詩、隅田川花火大会が4年ぶりに開催されました。会場周辺には103万人あまりの観客が集まり、夜空の大輪を楽しみました。
東京の隅田川花火大会は新型コロナウイルスの影響で2020年から3年連続で中止が続き、今年は4年ぶりの開催となりました。花火大会は29日午後7時から始まり、1時間半の間におよそ2万発の花火が夜空を彩りました。
「すごくきれいでした!」「スカイツリーと見えるのがすごくよかった。ようやく夏が戻ってきたって感じがします」
「すごくきれいだった。緑と赤の2色ぐらいのやつがきれいだった」
主催者の発表によりますと、この日集まった観客はおよそ103万5000人で、4年前の96万人を大きく上回りました。主催者は、雑踏事故を避けるため隅田川周辺の歩行者の通る道の多くを一方通行とし、立ち止まらずに歩きながら花火を見ることを推奨しました。
さらに橋の上では「前の方に続いてゆっくりと前へお進みいただきますようお願い致します」などと呼びかけられ、大勢の観客が立ち止まると転倒事故につながる恐れがあるとし、隅田川にかかる橋で一度に渡る人数を制限しました。
4年ぶりの開催にあたり、警視庁は都内の花火大会で最も厳重な態勢で警備に臨み、雑踏事故を防ぐため「DJポリス」なども出動してマナーを守るよう呼びかけました。
警視庁によりますと、大きなトラブルや混乱はなかったということです。