「つばさの党」演説場所などSNSで募り“妨害行為”繰り返す
政治団体「つばさの党」の代表らが、対立候補の選挙活動を妨害したとして逮捕された事件で、ほかの候補者の演説場所などの情報をSNSで募り、執ように妨害行為を繰り返していたことがわかりました。
「つばさの党」の黒川敦彦容疑者や根本良輔容疑者ら3人は、先月、衆議院東京15区の補欠選挙で、対立候補の街頭演説を妨害した疑いがもたれています。
捜査関係者への取材で「つばさの党」の演説妨害や交通妨害などは、15回以上確認されていることがわかっています。
妨害を受けほかの陣営は、演説場所を非公表にするなどの対応を取りましたが、黒川容疑者らはSNS上で、候補者らの演説場所や街宣車の場所情報を募り、回答を基にその場に向かって、執ように妨害行為を繰り返していたということです。
選挙期間中に黒川容疑者らは「当選するつもりはない」という趣旨の発言をしていて、警視庁は妨害行為の目的などを詳しく調べています。